平安時代

平安時代の四條畷でも、数多くの人々の活動の跡が見つかっています。

平成3年、市役所東庁舎新築工事の前に発掘調査をしました。

この調査で、板を組み合わせた井戸が見つかりました。

1162年の年号が書かれた曲物が井戸から見つかっています。

年号が書かれた遺物は非常に珍しく、当時の人々の暮らしを復元する上で年代の定点として重要なものです。

その他の遺跡からも井戸がたくさん発見されるようになりました。

井戸付きの家が増えてきたということは、人々の暮らしが豊かになった証拠です。

忍ヶ丘駅前で見つかった井戸の中から茶碗が見つかりました。

その三つの茶碗の底に名前が書いてありました。

上田原にある正傳寺には、この平安時代に作られた仏像が安置されていて、市内最古級の仏像です。この時代には人々の暮らしにも仏教の影響が広がり、多くの寺院が建立されました。